2013年02月19日
関西では三笠。関東ではドラ焼き。ドラえもんの好物である懐かしい半生菓子。昭和の中ごろには人気のスイーツだったのに、近頃は外来スイーツも多く、なかなかいただく機会がありません。周囲に問うても「最近食べた」と言う証言は無く。
起源は弁慶が傷の治療のお礼に振舞ったものだといわれる、この伝統の和菓子を「食べてみました」することにしました。
早速、デバートへ買い出しに。あるわ、あるわ。有名どころの 三笠を購入。また、デパートでは買えない、地域で話題の三笠も2種類入手しました。
食べ物のことなので、個人的嗜好が異なるため、どれが一番美味しいかなんて決められないだろうとおもっていましたが、以外や以外全員一致で決定しました。
(「一番美味しかった三笠」発表は、最後に)
どれも、おいしい三笠でしたが、ひとつずつご紹介していきましょう。
(五十音順)
餡がジューシーで、主役。皮は黒子。店舗は、堺、羽曳野など大阪より東に。
http://www.shofuan.co.jp/
胡桃が一かけ入ってアクセントに。阪急夙川にある和菓子屋さん。
http://wagashi.gr.jp/
お店の代表銘菓。カステラ生地というだけあって、ケーキのような風合いの皮です。持った時にしっとり感が。
http://www.kyoazuki.jp/
今回の「三笠」の中では一番小ぶり。女性には「ちょうど良い大きさ」と好評でした。
http://www.sentaro.co.jp/
お値段はお求めやすい、150円。包装はすっきりしていますが底にプラスチックケースが配してあり、形をキープしています。
http://taneya.jp/okashi/index.html
天正年間より15代続く老舗。大阪ではあまりお目にかかれません。皮の香ばしさが印象的です。蜂蜜、和三盆、水飴などを使用。
http://www.kyototsuruya.co.jp/
一番高価(190円)の三笠。丹波大納言使用で、高級感に溢れています。ご贈答にぴったり。
http://www.turuyahatiman.co.jp/
名古屋の和菓子屋さん。大阪でもお馴染みです。皮に焼かれた瓢箪の模様が個性的。餡が、栗のような風味を持っていました。
http://www.ryoguchiya-korekiyo.co.jp/
今回の三笠は、「粒あん」を基準に購入・選考しました。(甲山はクルミが一かけ入っていましたが)
番外で、俵屋吉富の「春の三笠(桜餅入り)」を試食。
たっぷりとした桜餅が入っていて、春らしい美味しさでした。桜の焼き印も美しい。
http://www.kyogashi.co.jp/
一時間かけて、全ての「三笠」を試食した結果、全員が「これが一番おいしい!」と言ったのは
青木松風庵の「朝焼 みかさ」でした。
皆一様に、「餡」の美味しさを指摘しました。私も、口にした瞬間に「お善哉みたいー」と叫んでしまいました。(関東で「お善哉」というと、関西の「お汁粉」らしいですね)
青木松風庵さんのサイトによれば、「ヨード卵、北海道十勝産小豆など納得できる素材を熟練者の目と舌で厳しく吟味・判断」して使用しておられるそうです。
関東のどら焼きには、お醤油が入っているという情報がありましたが、今回いただいた三笠にもお醤油が入っているものもありました。
京都の三笠はどれも、皮にニッキのような味を感じました。(気のせい?)
今回、試食したのは、すべて美味しい「三笠」だったことを最後にお伝えして、今回の「食べてみました」はこれにてお開き。
<各社サイトURL>
青木松風庵
http://www.shofuan.co.jp/
菓一条
http://wagashi.gr.jp/
京阿月
http://www.kyoazuki.jp/
仙太郎
http://www.sentaro.co.jp/
たねや
http://taneya.jp/okashi/index.html
鶴屋鶴壽庵
http://www.kyototsuruya.co.jp/
鶴屋八幡
http://www.turuyahatiman.co.jp/
両口屋是清
http://www.ryoguchiya-korekiyo.co.jp/
俵屋吉富
http://www.kyogashi.co.jp/