日本の新・防災常識

2011年11月08日

「火災警報器」を設置してみました。

私が住む兵庫県では、2011年6月1日より、消防法改正にともない、マンションを含む既存住宅への火災警報器の取り付けが義務化されました。
http://www.fdma.go.jp/html/life/juukei.html
数年前から広報が始まり、目の端ではとらえていたのですが、ついに、我が家にも火災警報器を設置する日がやってきました。
そのため、少し火災警報器について、勉強しましたので、以下にまとめておきます。

＜火災警報器設置にあたっての注意点＞
ポイント１
火災警報器には、単独型とワイヤレス連動型の２種類があります。
2階建のお家や、広いマンションには離れたお部屋でも警報が伝わるワイヤレス連動型が安心。

ポイント２
単独型、ワイヤレス連動型どちらにも、熱感知式と煙感知式があります。
火のそば（台所）には、熱感知式のものを。メーカーによっては、煙感知式を推奨している場合もありますが、さんまなどを焼くときはその煙に反応することもあるようなので、注意が必要ですね。
それ以外の場所（寝室）には、煙検知式のものを。というのが基本ルールのようです。

ポイント３
煙感知式のものは、バルサンのような燻煙式害虫駆除剤を使用する場合は、スイッチをオフにする必要があります。（電池を取り外す製品も有）

ポイント４
設置場所は、「エアコンの風が直接当たらないように、吹き出し口から1.5ｍ以内の場所は避ける」とか、「照明器具からは５０ｃｍ離れたところ」、「梁からは60ｃｍ以上離す（煙感知式）」など細かい注意点があるので、設置する前に取り扱い説明書を読んで、取り付け位置を決定。

ポイント５
異常を感知した時の注意喚起は、ビープ音だったり、音声「火事ですよ」とかビープ音と音声両方で「ビュービュー火事です！火事です！」などがあります。
家電のアラーム音と混同しないよう配慮し、音声警告を出す機種を選ぶことも一法。

ポイント６
電池で駆動しているので、10年後ぐらいには電池の交換が必要となりますが、その時点で新型に付け替えるお宅が多いそうです。

実際の工事の模様を通して取り付けの仕方をご紹介します。

＜取り付けステップ＞
台所への設置
ガスレンジ付近に設置。こちらには熱感知式を使用。
煙感知式を設置するとお魚などを焼くとその煙で誤作動してしまうことがあるとか。
１．天井に設置場所の印をつける。

２．掃除機でドリル粉を吸い取りながら天井に穴をあける。

念のため、床にはビニールシートを敷いてあります。

ねじで固定して、設置完了。

寝室への設置も同じ手順。

照明からは、５０ｃｍ離す必要があるそうです。
本体には、動作停止用のひもがついていますが、工事の方が

「邪魔になるから」と取り外して行かれました。確かにこの長さでは、脚立無しでは届かないので、美観的には無い方がよいかと思いました。
無事に、台所と寝室に設置完了。

３０分ぐらいと予定されていた取り付け時間は、半分の１５分でした。

注意！
業者さんに頼まず、自力で設置する方も多いそうですが、コンクリート建築の場合、
電気ドリルなどが必要になるので、設置業者さんにお願いしたほうが安心な場合もあるようです。

設置商品
メーカー：Panasonic
台所・熱感知式：SH38155
寝室・煙感知式：SH38455

＜独り言＞
当家の場合、マンション管理組合が決定した機種を事前に確認できず、少し古い機種が設置されてしまいました。また、台所と寝室が離れている場合は、ワイヤレス式の方がよいということを後に知り、しくじった感があります。
しかし、ベース器具が設置されているので、後の付け替えは簡単ではないかな。と楽観もしております。皆様は、事前の調査を綿密に、最適の機種を設置してくださいね。

＜ご参考までにサイト情報＞

設置料金の目安
http://sooda.jp/qa/107836

■Panasonic
http://denko.panasonic.biz/Ebox/jukeiki/index.html
パナソニックでは、11月末まで、購入登録をするとホームベーカリーなどが当たるキャンペーンをしています。
キャンペーンサイト
http://panasonic.jp/reg/bosai/2011/index.html

■ホーチキ
http://www.hochiki.co.jp/business/kahou/webcatalog/kh03.php?key=1
■セコム
http://www.secom.co.jp/personal/goods/jukeiki.html
■ニッタン
http://www.nittan.com/main/N04/

萬琳