遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

ありとあらゆる情報が溢れるいま、役に立つ情報が見つけにくい。
20代から60代までの「遊民悠民」メンバーが、「遊ぶ」「暮らす」「食べる」をテーマに
さまざまなモノを比較し、レポートしていきます。

たべる

新大阪・駅弁食べ比べ

出張時、お世話になる新大阪の駅弁を食べる会をしよう!ということに。遊民悠民メンバーへの事前アンケートでは、今は亡き?『水了軒』の“八角弁当”を惜しむ声が高かった。そう、私も“八角弁当”派でしたね。
駅弁を選ぶ時のポイントは? 中高年というメンバーの年齢から、「揚げ物、油ものはきつい」「ボリュームが適度であること」は、みなが踏まえているところ。値段も1000円前後、たまに贅沢して1500円という意見でした。
女性陣からは、「席のテーブルで食べにくい、大きいサイズは敬遠」「匂いが強いものは周囲をはばかるので×」「弁当の箱、というか、パッケージにひかれて買うこともある」といった意見も。
以上踏まえつつ、参加人数分の駅弁を買い揃えてみました。

八角弁当(ブランド買い取られて再生とか?)
http://www.zeicompany.co.jp/ben/ben-013.html

◆朝はSOLD OUTラッシュです

購入場所は、ひとつは、『旅弁当』コーナー。多種類が揃うので選びやすいのと、改札外と中に数箇所あるので、一番ポピュラーかなと。10時台、改札外のマルシェ脇の『旅弁当』ではSOLD OUT続出。ただ、場所を変えると残っている場合もあるので、お目当て弁当が売り切れていたら、店員さんに確認しましょう。
もう一か所は、改札階の下階にある商店街。『できたてデリカ』なるコーナーでは、注文してから詰めてくれるものもあるので、時間に余裕のある場合は、こちらで選ぶのも楽しい。
…というわけで、数ある中から選んだのが、7種のお弁当。「いざ駅弁を食べん!」と23日(金)の昼休みに集まったのは、久子、一角、無麓、萬琳、ミキオ、下ちゃん、道行。 集合順に、好きな弁当を選んで、いただきま~す!

改札外の『旅弁当』コーナー。

 

10時台、「売り切れ」続出。次の入荷は11時半ごろとか。

 

改札階の1階下にある『できたてデリカ』

◆女性陣はバランスを考えて折詰を選ぶ?

久子、萬琳の女性陣は、季節メニューらしい折詰め風を選択。
久子氏は、“桜折詰”。「開けた時の、いろいろ感がうれしい。
あっさり味。ご飯もおいしい。三色団子要らないけど」左党らしく、デザートがわりの甘みはいらないとおっしゃる。

桜折詰850円(『旅弁当』)。ピンクのパッケージが目を引く。

 

筍ご飯、ちらし、ゆかりご飯。3種のご飯におかずもいろいろ。「あっさり味。この値段で満足の内容」(久子)

萬琳氏は“竹の子ごはん重”。風呂敷風の包みにまず歓声をあげる。
「うん、いい感じ。お花見に行きたくなる」。
「筍ご飯は、『筍はどこ?』って思うけど、おかずもいろいろあって、
小さな桜餅が入ってるのも、うれしい」(萬琳)

竹の子ごはん重950円(『旅弁当』)。包みがうれしい。

 

二段がリッチな気分。器は再利用できそう。「すき焼き風お肉もおいしい。桜餅までついてる♪」(萬琳)

お弁当をいろいろ選ぶ段階で、お腹がいっぱいになった感じの道行は、
小さめの寿司弁当をいただくことに。同じお寿司ばかりだと飽きるけど、ひとつずつ違う、こぶりの手まり寿司や細巻きなど、飽きない工夫がされている。

味彩弁当700円(できたてデリカ)。

 

10種のおすし。天ぷら付きで、けっこう満腹。

 

関西ウォーカーでランキング一位になったお値打ち弁当!?

◆男性陣は、健康を気にしつつボリュームも大事

無麓氏は、神戸ブランドに惹かれ“神戸ステーキ弁当”。さすが他のお弁当より少しお高め。「肉にコストがかかっているか、量的にはやや少ないかも…。個人的には、この値段は出さへんなあ」(無麓)
やはり千円以内が値ごろ?

ステーキ弁当1200円(『旅弁当』)。“神戸の”に惹かれる?

 

「肉は柔らかくうまい。コーンはスプーンでもないと食べにくいなあ」(無麓)。ご飯は,きのこピラフ。

同じ肉でも、すき焼きが当たったのは、下ちゃん。ホットスチーム機能付きだ。紐を引くと、一瞬で熱くなる立ち上がりの早さには驚く。
「でも、ホットスチームに場所を取られて、内容量が意外に少ない。これやったら、別にお寿司一本くらい買わんと持ちませんね」(下ちゃん)
寒い時期には、いいかもしれませんね。

すきやき御飯1000円(『旅弁当』)。嵩も重みもあり。

 

紐を引いた瞬間に、箱が熱くなって…。5分で食べごろ。

 

おいしそう。「やや甘いかも。カイロに場所を取られ、量が意外に少ない」(下ちゃん)。

一角氏は「ヘルシーな感じ」と“魚の団子弁当”を選んだ。「かまぼこ屋さんが作っただけあって、かまぼこもしんじょも旨い。これ、次に行くときにも選ぶと思うわ」と、なかなかのお気に入り。

魚の団子弁当1050円:お茶付き(できたてデリカ)

 

大寅で販売。ヘルシーを訴求。カロリー表示も(630kcal)

ミキオ氏は、事前アンケートでオーダーしていた“ひっぱりだこ飯”を食べることに。ネーミングも器も楽しい。お土産にも喜ばれそうな名物お弁当。たこ飯には、蛸以外に、アナゴや、野菜も入っている。

ひっぱりだこ飯980円(『旅弁当』)。

 

蛸壺型の陶の器。具は大ぶりの蛸以外に彩よい野菜も。

 

蓋の裏に説明が。明石の蛸は脚が短いらしい(笑)

◆本日の、遊悠弁当ランキングは?!

互いのお弁当を少しづつ味見したりしつつ、最後に本日のベスト1を決めることに。「やっぱり、見た目も考慮して、竹の子ごはん二段重か、ひっぱりだこ飯かなあ」(久子)
「じゃあ、話題にもなるから、ひっぱりだこ飯かな」(萬琳)
「でも、ご飯多いかなあ。味しっかりめで、喉が渇くかもよ」(ミキオ)
「お酒には合う味なのかな…」(一同)
ってことで、本日のベストワンはひっぱりだこ飯に決定!
「私は、この魚の団子弁当、気に入りましたよ」(一角)
「じゃあ、それはヘルシー賞ってことに」(久子)
他のお弁当も、それぞれ、おいしくいただきました。

「でも、出張の際は、ひっぱりだこや二段重はちょっと選びにくい。いかにも行楽って感じだもの」(萬琳)
「東京出張とか、仕事の前は、ゆっくり食べたりしないかも」(一角)
たしかに。ひっぱりだこや二段重は、心にもゆとりのある時に楽しみたい。
いざ、これからプレゼン、商談という時は、魚の団子弁当などで、軽く供えますか?
「僕なんか、けっこう験を担ぐほうだから、勝つ弁当!とか、ネーミング的にもいいのがあったら選ぶかも」(ミキオ)
「“出陣弁当”なんかは、そういう意味でもよかったかも」(一角)
ビジネス使用も多い新大阪では、こんな意見、採用の価値あるかも!
どうでしょう、お弁当屋さん!

出陣弁当
http://www.asahi-net.or.jp/~vn4t-nnmy/ekiben/tokyo-21cbento.html

さて、今回は新大阪の駅弁のごく一部を食べ比べました。別の機会に、仕事を終えて帰る時の、品川駅弁?を取り上げてもいいかもしれません。東京単身赴任中の久子氏などは、東京から大阪へ帰る時の方が、お酒付きでゆっくり駅弁を楽しむらしく、そのあたり、一家言ありそうですね。

◆駅弁・駅グルメ、おまけレポート

今回は、お値段1000円を目安にしましたが「仕事の前はあまり食べない」「少量のお弁当を」などの声もあったので、ついでに覗いた中からピックアップしてみました。改札階の一階下の商店街(『できたてデリカ』もある)には、少量弁当もいろいろありそうでした。

ごはんがおいしいとうれしい(できたてデリカ)

 

“まごはやさしい弁当”“野菜10品目弁当”など。(アモールパントリー)

 

久子氏おすすめの“柿千の天むす”も。“伝助あなごめし”も魅力的(アモールパントリー)

 

改札階にある、おにぎり屋のお弁当も。(米屋のおにぎり屋)

あと、お弁当とはちがいますが、改札内に、『大阪のれんめぐり』なるコーナーができているようでした。串カツの『だるま』やうどんの『今井』など。大阪の味を、手軽に食べるのに、便利かもしれません。

大阪のれんめぐり
http://www.osaka-norenmeguri.com/index2.html

安里道行
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