遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

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ありとあらゆる情報が溢れるいま、役に立つ情報が見つけにくい。
20代から60代までの「遊民悠民」メンバーが、「遊ぶ」「暮らす」「食べる」をテーマに
さまざまなモノを比較し、レポートしていきます。

くらす

~朗読のススメその1~

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一人っ子の私、子どものころから一人遊びに慣れ親しんでいるが
数ある一人遊びの中でも
朗読は、万人におすすめしたいものの一つである。

(写真はおすすめの朗読本。)

おすすめの大きなポイントは、
これ以上にない手軽さと、
さらに脳みそにも有意義というお得な点。

今となっては信じてもらえないこともあるが
幼少期はかなり人見知りだったので
大勢の方に披露したい訳ではなかったし
誰かに発表するときの快感の話ではない。

【朗読のメリットって?】

教育学者の斎藤孝さんが2001年に出版された
「声に出して読みたい日本語」はご存じだろうか。
流行っていたのは5年位前までか。

密かな朗読ブームかと思ったのも束の間、
今では本当に興味のある人たちの中だけで
消費されているようで誠に残念である。

まず、朗読すること自体に
とてもよい効果がたくさんあることをお伝えしたい。

①歌ほど体力を使わずに済み、
でも適度なすっきり感が得られる。

②見る・発声する・聞くの3次元学習につながるので
脳にもとてもよい刺激に。
※脳の研究では、声に出して読むと脳の血流量が増えたり
前頭前野が非常に活性化されて、
記憶力のUPにもつながることがわかっているらしい。
参考文献:http://www.matsusen.jp/ondoku/index.html
(とある毎日新聞の販売所のページだが、よくまとまっていて読みやすいのでご紹介)

③文章の文脈を考えたり、深く読むことになるので、
日々の生活の中での世界観に厚みがでる(と思われる。)

さらには
④親戚や知り合いの子どもが、喜んでくれるかもしれない。
読み合いができれば、その子どもの国語力のアップまで期待できる。

ほら、いいことづくめである。
ちょっとやってみようかなと思ったそこのあなた。

では何から始めたらいいかというと・・・

早速そこらに放ってある書物を読み始めてもよいが、
一度習ってみるのはどうだろう。

例えば長年、論理ばかり扱う仕事に就いている場合、
声や話し方の表現力を振り返る機会などなかったかもしれない。

普通に話したつもりが冷たく聞こえていたり
強調して伝えたつもりが、何も記憶に留めてもらえなかったり、
なんてことが、時々ないだろうか?

聞きあえる仲間ができるのも楽しいはず。
同じ文章を読むにも、人によって捉え方が異なるので
そういった感じ方の違いに改めて気づくのも
きっと興味深い体験になると思う。

さあ、チャレンジだ!

(次回に続く)

なかがわ たんぽぽ

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