遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

ありとあらゆる情報が溢れるいま、役に立つ情報が見つけにくい。
20代から60代までの「遊民悠民」メンバーが、「遊ぶ」「暮らす」「食べる」をテーマに
さまざまなモノを比較し、レポートしていきます。

あそぶ

リターンライダーになった私 (その3)

ハーレー乗りはお店に集う

simo_17

その1にも書きましたが、ハーレーダビッドソンのお店はいわゆる街のバイク屋さんとはずいぶん違う雰囲気でした。車両の展示に加えウェアや用品などもゆっくり見て回れるように空間が工夫されており、オートバイを買ってからもついつい寄りたくなります。実際お店にはオーナーたちが愛車で乗り付け、ウェアを試着したりドレスアップパーツの相談をしたりコーヒーを飲みながらオーナー同士談笑したりといつも賑やかな雰囲気です。

オートバイに乗ることに難色を示していた家内もこのお店は気に入っていて私に同行する時はバッグやピアスを選んでいました。

オートバイに乗ることに難色を示していた家内もこのお店は気に入っていて
私に同行する時はバッグやピアスを選んでいました。


通称「悪魔のカタログ」を手渡されて

ハーレーダビッドソンの購入契約をするとタウンページのように分厚いカタログが手渡されます。店長曰く「悪魔のカタログ」。全車種のメーカー純正ドレスアップパーツが掲載されたカタログです。ハンドルグリップをちょっとドレスアップする程度から車両がまるで別物に変わってしまうほど大掛かりなカスタムまで、フルカラーの美しい写真をふんだんに使ったページを眺めていると、「お、このパーツいいかも。俺のに付くかな」なんてことになり週末は早速お店に出かけていきサービスの方に相談、ついでにかっこいい革ジャンやブーツなんかも目についてしまって…といったことになっているのが、私がお店で見かけたハーレーオーナーたちなのかも知れません。

見ているだけで時間が経つのを忘れてしまうくらいすごく楽しめるカタログです。ただ、ディーラーのスタッフは知識として身につけるのが大変でしょう。

見ているだけで時間が経つのを忘れてしまうくらいすごく楽しめるカタログです。
ただ、ディーラーのスタッフは知識として身につけるのが大変でしょう。


楽しみ方を教えてくれるお店やメーカーのイベント

納車されるとお店主催のツーリングというのに早速誘われます。私も2度参加しましたが、先頭は店長、最後尾にはトラブルに備えお店のトラックが付いてくれます。やはりオーナーたちの平均年齢がちょっと高いこともあってか比較的余裕のある走行ペースで、私のようなレベルの参加者でも他の皆さんに迷惑をかけることもありません。毎回総勢30台を越える車両が放つ独特の排気音に包まれて悠然と走るひとときは、今までに経験したことのない高揚感があり、ちょっとクセになりそうです。

ツーリング当日朝、お店の駐車場が参加車両で埋まります。メカニックさんたちも総出で車両誘導やプチトラブルのケアに奔走。

ツーリング当日朝、お店の駐車場が参加車両で埋まります。
メカニックさんたちも総出で車両誘導やプチトラブルのケアに奔走。

この日のコースびわ湖畔の道の駅にて休憩中のスナップ。見た目もサウンドも私のマシンとは桁違いの先輩方に圧倒されっぱなしの一日でした。

この日のコースびわ湖畔の道の駅にて休憩中のスナップ。見た目もサウンドも
私のマシンとは桁違いの先輩方に圧倒されっぱなしの一日でした。

またメーカーも年に数回、各地で大きなプローモーションイベントを開催しています。試乗会・ほぼ全車種の実車展示・中古車の展示、それに各販売店の出店ブースなど、新しいオーナーの獲得ばかりでなく、現オーナーたちも楽しめる場になっていました。
やっぱり自分が所有するオートバイのメーカーがこういう盛大なイベントをやっているというのは、なかなか気分がいいものです。

一軒のディーラーではとても実現できない台数の車両展示や試乗会、まったく免許のない人も試乗した気分になれる「装置」に驚きました。(右下)

一軒のディーラーではとても実現できない台数の車両展示や試乗会、
まったく免許のない人も試乗した気分になれる「装置」に驚きました。(右下)


実はかなり威光のあるメンバーズカード

納車されてしばらく経った頃、一枚のカードが私の手元に届きました。H.O.G.「ハーレーオーナーズグループ」という、131ヶ国、100万人以上のオーナーをつなぐ世界最大のライダーズグループのメンバーズカードでした。日本のメンバーは約35,000人。ハーレー正規新車購入で初年度は無料で入会となります。

年会費がそれなりの額なので(!)かなりしっかりした組織のようです。私も含めもう少し上のオーナー世代には安心感があります。

年会費がそれなりの額なので(!)かなりしっかりした組織のようです。
私も含めもう少し上のオーナー世代には安心感があります。

私も最初は「あぁよくあるカタチだけのメンバーズクラブか」と思いましたが、これがなかなかしっかりした組織で、年4回かっこいい会報誌が送られてくるのをはじめ、全国規模の大きなメンバー向けイベントを開催したり、それになんといってもツーリング中のトラブルに対するサポートが手厚く、車両引き取り、最寄り販売店への搬送やオーナーの帰宅や宿泊サポートなど24時間対応してくれます。先輩オーナー諸氏もこれだけは入っておいたほうがいいとアドバイスをいただきました。


少しずつ始まった旅支度

オートバイ愛好者なのに実はあまり旅好きではない私なんですが、お店のツーリングに参加したり、バイク好きの友人にツーリングに引っ張り出してもらったりするうちに、ETC(有料道路電子料金収受システム)装置を取り付けたり、慣れないDIY仕事でサドルバッグを装着したりと、マシンに少しずつ旅支度を整えていく自分に気付きます。いつかサドルバッグに荷物を詰め込んでETCゲートをいくつも通過してゆく旅に出たくなっているのかもしれません。

ETC(有料道路電子料金収受システム)装置はライダーにとって感涙モノ。車検証すら仕舞う所がないフォーティエイトにサドルバッグは便利の極み。

ETC(有料道路電子料金収受システム)装置はライダーにとって感涙モノ。
車検証すら仕舞う所がないフォーティエイトにサドルバッグは便利の極み。


そして最後に

廉価版ながらハーレーダビッドソンを所有することとなった私が、今後どんなオーナーになっていくのか、はたまた脱落してしまうのか。それはちょっとまだ見えていませんが、製品としての独特の存在感、それにオーナーライフを充分楽しんでもらい、また次もハーレーに乗ってもらえるよう販売店やメーカーが色々工夫を凝らしたサービスを提供しているハーレーダビッドソンが、閑古鳥が鳴く日本の二輪車市場で業績を伸ばし続けている理由がちょっとわかったような気がします。

simo_23
こんなページ汚しの駄文を最後までお読みいただき
ありがとうございました。

下村修史
ホームへ戻る