遊民悠民(ゆうみんゆうみん)

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20代から60代までの「遊民悠民」メンバーが、「遊ぶ」「暮らす」「食べる」をテーマに
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あそぶ

ノルディック・ウォーク、始めてみました!

理想的なウォーキングフォームが身につく!?

両手にポールを持って歩くノルディック・ウォークは文字通り北欧から始まった。上半身の筋肉を使うと同時に、「適切な長さのポールを持つことで、背筋が伸び、歩幅が広がる理想的なウォーキングフォームが身につけられる」という。
「身体の90%を活用する全身運動でありながら、腰・膝・足首等にかかる負担は逆に大きく軽減でき、感覚的には、一般のウォーキングより楽に感じる・・・」らしい。
(内全日本ノルディック・ウォーク連盟HPより)

ノルディック・ウォークを知ったきっかけは妻。知人のノルディック・ウォークの公式指導員に誘われて、体験会に参加したらしい。
ある日帰宅すると、玄関に一組のポールがあるではないか。早速買ったところを見れば、どうやらはまったみたい。
「これは、やってみなければ!」と、早速チャレンジすることに。仕事柄頭をペコペコさせて、板についた猫背が直らないか、肩こりがマシにならないかという期待も少しはあった。

10分あれば、まずは覚えられる!手軽さが魅力

それでは早速始めてみよう。以下は直接、公式指導員の方から教わった内容である。用意するものは一対のポールだけ。本当に手軽に始められる。

1. 姿勢
ポールを突いて、肘が直角もしくはそれよりやや広いぐらいにポールの長さを調節する。
背筋は伸ばして、視線をやや遠くに向ける。ポールのグリップの握りは人差し指から小指までの4本で。4本のうち、しっかり握るのは中指と薬指。人差し指と小指は、添えておくぐらいの感じでいい。親指はポールのヘッドに置く。これでウォーキング準備は完了だ。


2. ウォーキング
踏み出した足と反対側の腕を振り出し、ポールを突く。ポールの位置は、望む運動強度によっていろんなスタイルがあるが、初心者は、踏み出した足が左足なら、左足の土踏まずに並ぶ位置に地面と直角に置くのがいいらしい。
ポールヘッドに添えた親指に力を入れて、地面を押すような感じで反動をもらいながら進む。振り出す腕は、まっすぐ前へ。肩の力を抜いて自然に「前方へ突き出す」ようにする。あとはこの繰り返し。
言葉にするとややこしそうだが、やってみれば実にシンプル。早い人なら5分。10分もあれば、基本のウォーキング方法はマスターできる。この手軽さは何とも魅力だ。


基本動作を覚えれば、早速ウォーキングコースにデビュー。
今回は神戸の水がめ、烏原貯水池をめぐる5キロのコース。湖の周りなので道も平坦。よく整備されていて、森林浴にも格好のコースだ。
最初はリズムがつかめないが、しばらくすると慣れてくる。ポールで地面を押す反作用の力をもらっているので、思った以上にラクに歩ける。ついついスピードも上る。とても気持ちいい。
しっかり腕を前に伸ばすので、肩甲骨周囲の筋肉が伸びる。うん、肩こりも少しはマシになるかも・・・

このような体験会は全国各地で開催されている。あわててポールを買わなくても、貸して(有料)くれるので、気軽に体験できる。
「先端のゴムを替えるだけ。ポールは折れないので、一生モノですよ。」と先達は語る。(因みに妻が買ったのは1万円弱)ヨーロッパでは最も愛好者の増えているスポーツと言われるノルディック・ウォーク。森林セラピーとの併用による効果も期待されている。ぜひ一度お試しあれ。

ノルディック・ウォーク用のポール

全日本ノルディック・ウォーク連盟のURLはこちら
http://www.nordic-walk.jp/

中田無麓
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