2013年06月14日
「こだま&やくも指定席切符」で女二人島根旅。1日目は松江城に、宍道湖の夕日など松江を満喫。2日目は、出雲へ向かいます!
松江の食を堪能
島根2日目。
出雲へ向かう前に旅館で朝ごはんを堪能。島根名物のしじみのお味噌汁や、あご野焼き、新鮮な魚…とても大満足でした。あご野焼きの「あご」とは、島根ではトビウオのことを言う。形はちくわに似ているが、大きくて味が濃い。お土産の中で一番好評だった。
ローカル電車一畑電車で移動
松江から出雲へはJRでも行けるが今回はローカル線、一畑電車で移動だ。まずは旅館から「松江しんじ湖駅」まで徒歩移動。ここでもお得な切符が登場。一畑電車の1日券だ。お値段1500円。松江⇔出雲を往復するだけで元が取れる。映画「RAILWAYS」の舞台としても有名だ。映画は東京のエリートサラリーマンが母の病と同級生の死をきっかけに故郷の島根に帰郷した後、49歳にして地元の一畑電車の車掌になる話だ。映画に出てきたレトロな電車を期待していったが、レトロを通り越してかなり古い車体が登場。あれ、ホームページで見たのと違う…。
電車は1時間に1本しかないので、古くてもこれに乗っていくしかない。電車は宍道湖沿いを走行し、水面がキラキラと光り美しかった。しばらくは景色を楽しんでいたが、途中で揺れが激しく酔ってしまった。そんなブルーな気持ちを吹き飛ばす出来事が。途中の一畑口駅でスイッチバックが行われたのだ。一畑口駅のスイッチバックは折り返し形。一度駅に着いた後に、折り返して進行方向を変えるのだ。その時に先頭車両の位置が逆になるため、運転手さんも前から後ろへ移動する。下調べが足りず、突然のスイッチバックに驚き「何!?電車逆走したで??私ら間違えた??」とかなり戸惑ったが、スイッチバックと分かり大興奮!電車好きの私には、かなり嬉しかった。3年前の岐阜の高山線以来のスイッチバック体験。後で調べると、近くの木次線にもスイッチバックする駅があったようだ。せっかく島根まで来たのに下調べが足りず乗れなかった。
酔ったり、喜んだりして1時間。終点の出雲大社前駅に到着。ここに映画で使われたレトロな電車があった。今はもう走っていないようで展示のみであった。
駅から出雲大社までは徒歩7分。電車移動の身としてはありがたい。
出雲大社へ!
駅前から続く賑やかな神門通りを抜けて出雲大社へ。今年は平成20年から60年ぶりとなる大修繕が行われていた。
私たちが向かったのは3月末だったので、仮殿でお参り。仮殿とはいえ、出雲大社ならではの大きなしめ縄(1t)があり迫力がある。現在は修復が完了した本殿でお参りができる。
通常の神社では二拝二拍手一拝のところ、出雲大社は二拝四拍手一拝でお参り。しっかりお願いごとをして修復完了間近の本殿を外回りにぐるっと回る。お目当ては本殿の北側にある素鵞社(そがのやしろ)。神門通りでガイドさんがパワースポットだと教えてくれた場所だ。この古くて小さな社には、神話のヤマタノオロチ退治で有名なスサノオノミコトが祭られている。お参りすると何だか強くなれそうだ。
続いて西側へ周って神楽殿へ。重さ5tもある日本トップクラスの大しめ縄が見られるのだ。現在の神楽殿は昭和56年に新築されたもので、結婚式なども行える。しめ縄の前で記念撮影をしているとき、「すみません」と声をかけられた。早速、“縁結びの効果かな!?”と思ったが、なんとテレビ局の取材だった。最近、縁結びブームで島根県への旅行が若い女性の間で流行っているらしく、その取材のようだ。「やっぱり縁結びが目的ですか?」と記者の問いに、「松江城が一番の目的」とは言えるはずもなく、かなり曖昧な回答に終わってしまった。たぶん、放映されなかっただろうなぁ…。さぁ、松江へ戻ります。
一畑1日フリー乗車券
お得度 ★☆☆☆☆
松江しんじ湖温泉⇔出雲大社前まで通常料金で払っても80円しか変わらない。途中下車したらもっとお得だけど、目立った観光スポットも途中見当たらないかな。休日は、観光客で賑わっていた。
満足度 ★★★☆☆
山道で揺れるし、車体はかなり古かったが貴重なスイッチバック体験できたので★3つ。
今回の旅飯